「含意」とは,「 P ならば Q 」の「ならば」を指す。
では,「 P ならば Q 」 は,どんな時に成り立つのか。
記号としては, あるいは
と書く。
このとき,P と Q の各場合の「ならば」という演算子の真理値は以下の通りとなる。
| P | Q | |
|---|---|---|
| F | F | T |
| F | T | T |
| T | F | F |
| T | T | T |
これね,普通に考えると意味がわかんない。そもそも「 P ならば Q 」って言ってんだから,P は条件で Q は結論なんじゃないかと。そしたら,P や Q が「真か偽か」だけじゃ「 P ならば Q 」の真偽なんか決められないんじゃないの?ってね。
だけど,数学で「ならば」ってのは「実質含意(material implication)」って呼んで,あくまで P と Q の真偽によってのみ真偽が決まるものだそうな。
Material implication is extensional in the sense that the truth value of “P materially implies Q” depends only on the truth values of P and Q; other kinds of implication are not extensional in this sense.
— Joel W. Robbin, Mathematical Logic(Dover, New York, 2006)
実質的含意1)は,「P は Q を実質的に含む」の真理値が P と Q の真理値にのみ左右される,という点において意味がある。すなわち,他の種類の含意は,この点では関係がない。
そういや extensional って単語の意味もよくわかんない。恐らく「伸びる」とか「広がり」って意味なんだろうってとこまではわかるんだけど,上手く日本語で説明できない。ってか 本格的によくわかんない。
本題に戻ると,つまり数学で言う「ならば」ってのはそういうものなんですよ,と。だけどね,やっぱり何となく変じゃないですか。なので,Wikipedia:適切さの論理っていう議論があるらしい。